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当院は鍼灸と漢方を中心に健康増進や体質改善、美容、ダイエット、妊活など
それぞれの分野を専門とする治療を行っております✨
今回は最新の西洋の不妊治療と東洋の漢方治療を勉強してきました。
【第48回子宝カウンセラーの会】
初めに一般社団法人統合医療生殖学会 理事長であり医学博士の邵輝先生より
「胚移植の妊娠率を上げるための漢方と不妊治療の最新情報」についてお聞きました。
〈舌診:不妊患者さまに多くみられる舌の特徴〉
- 白苔、歯型がある人➝冷え症
- 紫の舌色がある人➝瘀血(ドロドロ血)
<症例1>
42歳 結婚2年目、妊娠歴なし、生理不順、不妊クリニックでの検査結果は器質病気なし、AMH0.5、子宮内膜7㎜、冷え、ストレス、生理痛。半年間の排卵誘発剤、タイミング法と人工授精するが妊娠に至らず。
3月より小健中湯、ショウキT–1、松康泉の漢方薬を服用すると、見事に6月に自然妊娠で授かることが出来ました。
<日本産科婦人科学会の報告>
移植時にホルモン補充方法で内膜が7mm以上で移植可能とされています。また内膜が7㎜未満でホルモン補充方法で厚くならない場合は、自然排卵周期でレトロゾールを使うと厚くなる方もいます。
<小建中湯と松康泉の作用>
- 小健中湯と抑肝散は、自律神経失調で不安がある時に使います。
- 小健中湯は体を温めて血のめぐりを良くするので、精神安定作用があります。
- 小健中湯は緊張、ストレス、胃腸が弱い、心身疲れ気味の方に使われています。
- 小健中湯と松康泉を併用するとより精神が安定して妊娠が高まります。
<温灸治療法>
- 温灸は妊娠三穴が基本です。←(詳しい場所は当院にてお尋ねください)
- 温灸は週3回以上継続することで効果がでます。
- 温灸はよもぎをつかうことによって温熱療法にはない効果があります。
- 子宮や卵巣は冷えのダメージを非常に受けやすい器官です。体温は自律神経やホルモンのバランスが密接に関係しているので、体温を上げることは非常に大切になります。温灸を使うことによって、冷えの改善や精神の安定によい結果が得られていることが多いです。
当院では自宅で簡単にできるセルフケア温灸器をお勧めしております。煙も出なく無臭なので毎日の妊活ケアに重宝しています。実際に鍼灸治療と温灸器を併用している方のほうが、採卵の取得率や妊娠率も高い結果が出ております。(詳しい内容は当院にてお尋ねください。)
【子宝漢方T-1】
英ウィメンズクリニックサプリメントセンター長山口先生から、英ウィメンズクリニック内の
「不妊治療の患者様にショウキT–1エキスを用いた胚盤胞取得および妊娠までの年齢別引用期間の比較検討」(2017年1月〜2018年12月 726例)について発表がありました。
調査結果では、ショウキT–1を服用された不妊治療の患者様の方が、どの年列でも優位に胚盤胞取得率および妊娠率が高いという内容でした。(詳しいデータは当院にてお尋ねください。)
また「天然葉酸と人工葉酸」についてもお話がありました。
【日本最高峰の不妊専門クリニック】
兵庫県神戸市にある日本で最も妊娠数の多い、英ウィメンズクリニック院長 苔口昭次先生から「不妊治療の最新の話題と男性不妊」について講演を拝聴しました。
最近の不妊治療はDual(デュアル:2つの方法)治療が基本となってきている。
採卵のDual
「ランダムスタート法」はこれまでの常識をくつがえす方法で、「生理3日目とは関係なくいつでも卵巣刺激が可能」というもの
- いつでも卵胞は発育させることができる
- 生理3日目以外からのスタートでは、卵胞発育に1~2日多く時間がかかる
- 卵胞発育に時間がかかっても卵子の質には影響しない
排卵のDual
Dual trigger(デュアルトリガー):排卵誘発のためにHCG注射(rHCG注射)と同時に点鼻薬(スプレキュア点鼻薬)を両方使用する方法。
Dual triggerの有効性
- 黄体退縮(黄体機能不全の)予防になる
- 成熟卵子の数の上昇
- 反復する未熟卵子の多い患者に有効である
採卵針のDual
一般的には、17Gあるいは18Gの採卵針が使用されます。英ウィメンズクリニックでは、最適な太さを研究した採卵針を使用してます。採卵率を低下させる事なく、しかも体へのダメージが小さくなり、採卵後の出血は通常ほとんどあってもごくわずかです。
低圧新型採卵針(17G–20Gサイズの採卵針)
「低圧新型採卵針の有効性と臨床成績」によると【20Gの採卵針】より【17G–20Gの採卵針】を使った方が変性卵の回収割合が優位に低下した。
➝最適な採卵針は太くて細いほうが良いことがわかる
採卵の動画
↓
男性不妊の原因
<精巣で精子を作るのが低下 82.4%>
- 精索静脈瘤 30.2%
- 染色体・遺伝子異常など 10.1%
- 原因不明 42.1%
<勃起や射精などができない 13.5%>
- 勃起不全 6.1%
- 射精障害 7.4%
<精子の通り道が詰まっている 3.9%>
- 閉塞性無精子症 3.9%
男性不妊のDual
- 非ホルモン療法:漢方、ビタミン剤、サプリメント(亜鉛、アルギニン)
- ホルモン療法:hypogonadotropic hypogonadism → rFSH注射+LH(hCG)
- 手術時にMESA(精巣上体精子回収術)とTESE(精巣内精子回収術)の併用を行う
精索静脈瘤手術
- 手術による精子初見の改善度 70%
- 自然妊娠率は20–50%まで改善する。
- 無精子症の方でも精索静脈瘤のある方は手術した方がよい精子が取れるようになる。
男性の妊娠適齢期
「800人以上の男性の精子機能の検査結果」によると
卵子を活性化する精子の能力(=妊娠能力)は35〜40才を境に低下する
(獨協大学医科大学 岡田弘教授実施)
年をとるにつれて精子は老化する、数は減少、奇形率は増加、運動能力は低下
- 精子数:35才から毎年1.71%減少
- 精子の奇形率:41才から毎年0.84%増加
- 精子の運動率:44才から運動率は落ちる
(2014年3月12日日経トレンディ5081人)
研修を終えて感じたことは、苔口先生がおっしゃっていた中で「患者様があきらめない限りむずかしい場合でも、絶対にあきらめないない」という言葉がとても心に響きました。
私も患者様の「赤ちゃんをこの手に抱きたい!」と思う気持ちに寄り添えるよう日々研鑽に励んでいきたいと思います。
<当院の思いとは>
一人でも多くの方の希望に、そしてそのお腹の中に命が授かり、元気な赤ちゃんをその腕で抱きしめてもらえるようお手伝いさせていただきます。
<選ばれる理由>
当院の不妊治療専門の鍼灸師や子宝カウンセラー、医薬品登録販売者は学会や研修会などに積極的に参加し最新の高度生殖医療、より専門的な不妊治療の知識を深め、日々の治療に活かしています。
<再現性のある治療を追求>
当院では最新の不妊治療の知識とEBM(科学的根拠にも基づく医療)に基づいた鍼灸治療と漢方治療を提供しております。また脳科学に基づいたメンタルヘルスを治療に導入しており、治療効果を高めております。
<鍼灸と漢方は治療効果を高める!>
当院で行っている不妊専門の治療は、EBM(科学的根拠にも基づく医療)に基づいた再現性のある鍼灸治療と漢方治療を提供しております。今までのデータを集約すると、「鍼灸治療だけ」の人よりも「鍼灸+漢方治療」の人の方が早い段階での体質改善につながり妊娠率が高まる結果が出てきております。特に遠方から来院される方や仕事などで忙しくて鍼灸治療に定期的に通えない方には、自宅で簡単にできる漢方治療をオススメしております。
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当店では、不妊治療に特化した新しい漢方薬を取り扱うようになりました🤰
ART(高度生殖医療)を行う、日本最高峰の不妊治療専門クリニック
(英ウィメンズクリニック)🏥で推奨され、エビデンス(科学的根拠)などの調査を行なった効果的な漢方薬を提供致します👼🏻
詳しい内容については、治療の際お気軽にお申し出下さい。
先日、英ウィメンズクリニックでの院内見学&研修会に参加してきました。
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