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妊希情ブログ50🌈「4月からの不妊治療保険適用はどうなるの?👩‍🍼費用はいくらかかるの!?」🥺最新情報!

皆様いかがお過ごしでしょうか?

娠を望している全ての人へ、いち早く最新の報をお届けする

🌈「妊希情ブログ」🌈をいつもご覧頂きありがとうございます。


今回は「最新の不妊治療保険適用」についてお話していきます。


意外と知らない、聞きづらい、今更聞けない「将来の妊娠に整理しておきたい正しい情報」についてわかりやすく解説していきます。

2022年2月9日 22年度診療報酬改定、不妊治療保険適用の原案が発表されました。

いよいよ今年の4月から不妊治療の保険適用が開始されます。患者様からもたくさんの質問を頂いております。

皆さんが一番気になるのは、「保険が適用されると治療費はいくらになるの?」

他にも「どの治療が、どこまで適用されるの?」

「現在、助成金を利用している人は今後どうなるの?」

「治療の質が保証されるのか?」

「保険診療と保険外診療の併用は可能か?」

多くの期待と不安の意見が寄せられました。

現段階でわかっていることをまとめてみました。ご参考になれば幸いです。


【保険適用の原案】

  • 体外受精や顕微授精に保険が適用される。ただし、子ども一人につき、治療開始時に女性が40歳未満なら6回まで、40歳以上43歳未満は3回まで。男性の年齢制限はなし。

  • 採卵や胚の培養、凍結保存も対象となる。

  • 事実婚のカップルも利用できる。

  • タイミング法や人工授精には女性の年齢、回数の制限はなし。

  • 無精子症の男性の精巣から精子を採取する治療も対象となる。

  • 着床前検査は対象外。

  • 今まで助成金を受けて治療していた方も、4月から回数がリセットされ、保険適用ゼロ回からスタートができる!

     


実際、いくらくらいになるのかということについて、神戸新聞2022年2月10日から引用します。

【3割負担の場合の不妊治療の自己負担額の例】

人工受精(1,820点):5,460円

体外受精管理料(4,200点):12,600円

顕微授精管理料(卵子2~5個の場合)(6,800点):20,400円

胚凍結保存管理料(胚2~5個の場合)(7,000点):21,000円

胚移植術(凍結・融解胚の場合)(12,000点):36,000円

これ以外にも費用(検査費用、採卵術、卵子調整加算、培養管理料、その他の管理料、受診料、薬剤費など)はかかりますが、保険適用により1カ月の自己負担に上限を設ける高額療養費制度を使えるようになるため、年収約370~770万円の世帯では、自己負担が月8万円程度になります。


細かすぎてよくわからないですようね。大まかですが、だいたい約10万~15万程度かかってきます。

つまり原案通りなら保険適用は、人によっては自己負担額が減らずに、地域によっては負担増になります。


詳しい記事を見つけました。中国新聞デジタル 2022年2月28日より引用

不妊治療に対する支援が4月、国の助成から公的医療保険の適用に切り替わることで、患者の選択によっては逆に負担額が大幅に増える恐れが出ている。保険診療と併用できる「先進医療」に含まれない治療法を選べば、保険適用が認められない「混合診療」となり、全額自費となるためだ。中国地方では鳥取県が助成制度を新設してカバーするが、対応しない自治体もある。医療機関から「患者の選択肢を奪い、技術開発も停滞する」と懸念の声も出ている。

【表】4月以降の不妊治療の自己負担  

体外受精を行うミオ・ファティリティ・クリニック(米子市)は2020年、受精卵の透明帯を除去して妊娠の確率を高める世界初の治療法を確立した。21年末までの2年間、良好胚が得られず妊娠が困難だった平均40・3歳の161人に実施し、58人が妊娠した。  しかし、最新の治療法は症例が少なく、十分な根拠が得られるまで当面は「先進医療」に加えられない見通しだ。選択すれば全治療が保険適用から外れる。見尾保幸院長は「卵などの条件が厳しい患者が多く、現場は工夫しながら悪戦苦闘している。有力な方法が使えないなら、希望を持つ人たちにあきらめろと言っているのと同じ」と訴える。  鳥取県によると、体外受精の費用は「採卵から移植まで50万円近く、オプションでさらに数万円から数十万円が必要」という。国は都道府県などと折半で1回30万円まで助成している。4月からは保険適用され、体外受精や顕微授精などの基本的な治療の自己負担額が3割となり、先進医療は自費で併用ができる。国の助成はなくなる。  流産を防ぐため受精卵の遺伝子を調べる「着床前診断」も、先進医療に含まれるか未定だ。患者は妊娠の可能性に懸けて重い経済的負担を受け入れるか、選択肢を断念するかの決断を迫られることになる。  鳥取県は22年度、負担増を防ぐ助成制度を新設する方針。全額自費となる混合診療に対し1回30万円、保険診療と併用の先進医療は1回5万円を上限に支援する。県によると「県内で実施される体外受精のうち、保険診療で済むのは1割程度しかない」という。  「ミオ」の見尾院長は鳥取県に「英断」と感謝する一方、なお患者の約2割を占める島根県民の負担を心配する。同県は22年度、先進医療に対し1回5万円を独自に助成する方針だが、混合診療は対象外。不妊治療助成は市町村が独自に上乗せする場合があり、松江市は「現状より負担が増えないよう調整したい」と検討している。  広島県は22年度、島根県と同様の水準の助成を予定。広島市は「現時点で上乗せは考えていない」とする。山口県と岡山県は助成の予定はないという。

 


先進医療について『混合診療はできるのか??』


◾️先進医療に登録されれば、保険診療と併用して自費診療が受けられる

 

【日本の医療制度とは】

  • 一定の有効性と安全性が評価された治療法のみ、保険適用。
  • 有効性や安全性が評価されていない治療や検査は、自費治療。

※このように保険と自費とで2つに分けられていて、この2つは混合してはいけないと言われています。

原則として、混合診療を禁止しています。

保険と自費とで分けた治療や検査を同じ周期に一緒にやってはいけないということです。

 

例えば、『保険の治療を受けていて、最後に自費の治療を受けたとします。』【混合診療】

そうすると、それまでの治療が全て自費扱いになってしまい、患者さんの負担が大きくなってしまいます

 

【では先進医療はどのような制度なのでしょうか。】

先進医療は、自費の治療だけど保険と混合してもOKという治療です。

先進医療として承認された検査や治療であれば、患者様は保険治療と同じ周期に、その検査や治療を実施しても、全てが自費になることはありません。

 

先進医療に登録されるためには、医療機関が代表して先進医療への申請を行います。

先進医療に登録されるためには、その有用性を証明するための「研究」が必要で、事前にその研究についても厳しい審査を受けます。承認され、実施となれば、研究参加を希望される方(患者様)には、先進医療としてこのような検査をうけていただけるようになります。研究には様々な条件がありますので、必ずしも全ての方々にお受けいただけるわけではありません。

また、この先進医療の費用は全国一律となります。(高くなるか安くなるかはわかりません)

 

※この研究によって、有効性が厳格に証明されなければ、その治療は保険収載されませんので、その後は自費での治療となり、既述の通り、混合診療はできないこととなります。

 

【先進医療の注意点!】

・先進医療になるからといって、安くなるわけではない

・先進医療になるからといって、それがずっと続くわけではない

・先進医療になるからといって、全員が受けれるわけではない


2022年診療報酬改定 


厚生労働省 中央社会保険医療協議会 総会(第516回)議事次第より引用 2022年2月9日

【3割負担の場合】

  • (新) 一般不妊治療管理料 250 点:750円
  • (新) 人工授精 1,820 点:5,460円
  • (新) 生殖補助医療管理料
    生殖補助医療管理料1 300 点:900円
    生殖補助医療管理料2 250 点:750円
  • (新) 内分泌学的検査
    抗ミュラー管ホルモン(AMH) 600 点:1,800円
  • (新) 採卵術 3,200 点:9,600円
    ※卵子数に応じ、1回につき所定点数に加算する

   1個の場合 2,400 点:7,200円
  2個から5個までの場合 3,600 点:10,800円
  6個から9個までの場合 5,500 点:16,500円
   10 個以上の場合 7,200 点:21,600円

  • (新) 体外受精・顕微授精管理料
    1 体外受精 4,200 点:12,600円
    2 顕微授精
    イ 1個の場合 4,800 点:14,400円
    ロ 2個から5個までの場合 6,800 点:20,400円
    ハ 6個から9個までの場合 10,000 点:30,000円
    ニ 10 個以上の場合 12,800 点:38,400円

※体外受精及び顕微授精を同時に実施した場合は、1の所定点数の
100 分の 50 に相当する点数及び2の所定点数を合算した点数により
算定する。

  • (新) 卵子調整加算 1,000 点:3,000円
  • (新) 受精卵・胚培養管理料
    1 1個の場合 4,500 点:13,500円
    2 2個から5個までの場合 6,000 点:18,000円
    3 6個から9個までの場合 8,400 点:25,200円
    4 10 個以上の場合 10,500 点:31,500円

    イ 1個の場合 1,500 点:4,500円
    ロ 2個から5個までの場合 2,000 点:6,000円
    ハ 6個から9個までの場合 2,500 点:7,500円
    ニ 10 個以上の場合 3,000 点:9,000円

※胚盤胞の作成を目的として管理を行った胚の数に応じ、注に掲げ
る点数をそれぞれ1回につき所定点数に加算する。

  • (新) 胚凍結保存管理料
    1 胚凍結保存管理料(導入時)
    イ 1個の場合 5,000 点:15,000円
    ロ 2個から5個までの場合 7,000 点:21,000円
    ハ 6個から9個までの場合 10,200 点:30,600円
    ニ 10 個以上の場合 13,000 点:39,000円
    2 胚凍結保存維持管理料 3,500 点:10,500円
  • (新) 胚移植術
    1 新鮮胚移植の場合 7,500 点:22,500円
    2 凍結・融解胚移植の場合 12,000 点:36,000円

注4 アシステッドハッチング 1,000 点:3,000円
注5 高濃度ヒアルロン酸含有培養液 1,000 点:3,000円


不妊治療を受ける上で大きな懸念事項である経済的事由に取り組むことは重要であり、保険適用となることで一般への認知が上がり、不妊治療への理解が進むことが期待できます。一方で、医療の質の維持や新しい治療への対応など、運用に関しては試行錯誤が続くと見込まれます。

今後もいち早く最新の情報が入り次第お知らせしたいと考えております。

皆様にとって少しでも希望の光となるよう、研鑽して参ります。有益な情報になれたら幸いです。

わからない場合は、治療の際お尋ねください。


 

<当院の思いとは>
一人でも多くの方の希望に、そしてそのお腹の中に命が授かり、元気な赤ちゃんをその腕で抱きしめてもらえるようお手伝いさせていただきます。

<選ばれる理由>
当院の不妊治療専門の鍼灸師や子宝カウンセラー、医薬品登録販売者は学会や研修会などに積極的に参加し最新の高度生殖医療、より専門的な不妊治療の知識を深め、日々の治療に活かしています。

<再現性のある治療を追求>

当院では最新の不妊治療の知識とEBM(科学的根拠にも基づく医療)に基づいた鍼灸治療と漢方治療を提供しております。また脳科学に基づいたメンタルヘルスを治療に導入しており、治療効果を高めております。

<鍼灸と漢方は治療効果を高める!>

当院で行っている不妊専門の治療は、EBM(科学的根拠にも基づく医療)に基づいた再現性のある鍼灸治療と漢方治療を提供しております。今までのデータを集約すると、「鍼灸治療だけ」の人よりも「鍼灸+漢方治療」の人の方が早い段階での体質改善につながり妊娠率が高まる結果が出てきております。特に遠方から来院される方や仕事などで忙しくて鍼灸治療に定期的に通えない方には、自宅で簡単にできる漢方治療をオススメしております。

 


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最後まで読んで頂きありがとうございます。

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