顔面神経麻痺回復コース¥5,500

突然起こるお顔の麻痺。主な症状は、「顔がまがった状態」、「眼が閉じにくい」、「口角が上がらない」、「水や食事が口から漏れる」などです。

早期初期治療が後遺症を残さない鍵となるので、まずはお近くの耳鼻咽喉科へ受診することをお勧めしております。「ベル麻痺」、「ハント症候群」の場合は、顔面神経のむくみを取るステロイド治療とウイルスの増殖を抑える抗ウイルス剤による治療が行われます。治療により8割の方が、ほぼ元の顔の状態に戻りますが、約2割の方で、表情筋の動きが十分ではなかったり(不全麻痺)、例えば、口を動かすと眼が一緒に閉じてしまうような異常共同運動という後遺症が残ってしまう可能性があります。そのような麻痺の後遺症でお困りの方は当院の鍼灸治療をオススメしております。
鍼灸治療は顔面神経や顔面神経管を含めた周辺組織の血流を改善し、麻痺の回復を促し、また筋緊張を緩和する作用は、拘縮の軽減にも役立つものと思われ、適応する病期は広い範囲にわたると考えられます。

当院では鍼灸治療以外にも、症状が辛い・酷い方やなかなか通院が難しい方、早く症状を改善したい方には、自宅で簡単にできる『漢方セルフケア』や『ローラー鍼セルフケア(刺さない鍼)』をお勧めしております。
漢方薬は、「顔面神経麻痺、脳卒中や交通事故などの後遺症(しびれ、運動障害)、咽頭炎、扁桃炎、耳下腺炎、乳腺炎、手足のしびれ」などに昔から用いられている生薬を処方いたします。
ローラー鍼は、皮膚表面に一回転で144個もの「刺さない鍼」があたり、血行促進や筋緊張緩和を目的に、自宅で簡単にリハビリを行うことができます。
漢方薬やローラー鍼をご希望の方は、ご来院時にスタッフまでご相談ください。
鍼灸と漢方、ローラー鍼を組み合わせることで、相乗的に効果を発揮し、心身ともに健康的な生活を過ごすことができます。

顔面部へ低周波鍼刺激(電気治療)を行う治療方法もありますが、当院ではこの方法を選択しておりません。顔面神経麻痺の治療において低周波刺激が拘縮や病的共同運動などの後遺症を助長するとの意見がでてきたことがその理由のひとつです。顔面神経麻痺診療の手引きでも低周波刺激は禁忌とされています。しかし、顔面部への低周波鍼刺激が悪影響を及ぼすという調査は、未解明なため今後の研究よる詳細な検討が必要となると思われます


〈症例1〉


〈症例2〉


〈症例3〉


〈症例4〉