不妊予防フォーラムに参加してきました👩‍⚕️

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

NPO法人 日本不妊予防協会のフォーラムに参加してきました。


【不妊予防市民フォーラム】で最新不妊治療の研修


NPO法人 日本不妊予防協会とは

主に不妊予防医学に関心を持つものを対象とし、生殖生理、病理、不妊原因の研究、疫学、診断方法、治療法の開発等に関する事業を行うとともに、これらの進歩と発展をとおして、国民の健全で健康な生殖機能保持と増進を促し、以って、少子化対策、医療費削減など、国民の医療福祉に寄与することを目的とする団体です。


〈NPO法人 日本不妊予防協会 副理事長 ART岡本ウーマンズクリニック院長〉

はじめに岡本 純英先生による『治療のゴールは生児誕生です』についてご講演でした。

 

【流産は決して特別なことではない事がわかりました。】

その理由として

流産は全妊娠の10~15%で起きるとされています。妊娠した女性100人のうち10~15人の方が流産を経験していることになります。

厚生労働科学研究班による研究(平成20~22年)によれば、妊娠歴のある35~79歳の女性のうち、38%は少なくとも1回は流産を経験していることがわかりました。

つまり流産は決して珍しいことではなく、いわば誰にでも起こる可能性がるということです。

 

卵子や精子、そして受精卵、着床、妊娠初期、出生時と発生していくと、淘汰されていき流産のリスクも下がっていく。

 

遺伝子カウンセリングとは?

遺伝子カウンセリングでは、着床前スクリーニングを希望とする理由や染色体異常など、ご家族で共有する不妊の原因がないかを知るための家族歴聴取、不妊治療歴、妊娠歴などを詳しく伺います。その上で、着床前スクリーニングの方法、何がわかり、どのような効果が期待できるのか、体外受精や着床前スクリーニングを受けることで発生するリスク、検査の精度や限界など詳しく説明します。

 

出生前診断と着床前スクリーニング

着床前スクリーニングの臨床での実施を長年議論されているが、未だに結論が出ないままである。障害者への配慮や生命の選択、人権問題など倫理的問題が根底にあるようだ。しかし、出生前診断は許可されているにもかかわらず、なぜ移植する前の受精卵(移植胚)の染色体・遺伝子検査を許可しないのかが焦点となっている。

出生前診断を受ける人は年々増加しており、2013年4月~2018年9月の間に「新型出生前診断」を受けた人は約6万5000人に上る。

現実は、出生前診断によって胎児の染色体異常が確定した886人のうち中絶手術を選択したのが819人と、実に9割以上が中絶を選択している。

人工妊娠中絶手術が許されているのは22週未満とされており、なぜ目や口、鼻、耳もできている赤ちゃんが、染色体異常とわかると命を奪うことが許可されていることに矛盾を感じます。

 

流産で悩んでいる方々の声を、今後、日本産科婦人科学会はどのように受け止めていくのでしょうか。

PGT-A(着床前診断)とは

体外受精の際、移植する前に受精卵の染色体を調べて、異常がないことを確認するための技術。主に染色体の数的異常を見つけます。

日本産科婦人科学会「ARTデータ 2015」によると妊娠後の流産率は、通常の体外受精の場合、女性の年齢の上昇につれ、急激に上昇します。

  • 35歳:20.1%

  • 37歳:24.2%

  • 39歳:30.0%

  • 41歳:39.9%

 

移植後の着床率の低下、流産率の上昇の原因の多くは、女性の年齢の上昇につれて増加する受精卵の染色体の数的異常です。染色体異常のない受精卵を移植することにより、流産を防ぐことができるのです。

着床前スクリーニングが早急にできる施設が増えることを願っております。

倫理委員会差し戻し!?規制緩和となると願っていたが、、、、、いつになることやら 涙

 

3Dで卵胞の成長具合を確認

 

培養士による体外受精・顕微受精の様子


🍀受精卵の5日間の分割過程の動画🍀

🌈IMG_5032🌈🤰


 

 

2分割→4分割→8分割→桑実胚→胚盤胞と分割していく

 

胚盤胞は、内側にある将来胎児になる内部細胞塊(ICM:Inner Ceii Mass)と外側にある将来胎盤となる栄養外胚葉(TE:Trophectoderm)から構成されている。


胚盤胞になると殻を脱ぐように受精卵は透明帯を脱ぎ捨てます。これを「ハッチング(孵化ふか)」と言います。

 

胚盤胞に行う胚生検は、受精卵にほとんどダメージを与えないことが米国の研究で判明しています。

胚生検は、顕微授精にも用いるマイクロマニュプレータを使用し受精卵を保持します。その反対側の透明帯に小さな穴をあけて、そこからピペットで吸引し、胚盤胞の将来胎盤となる栄養外胚葉の細胞を3~5個採取します。

 

 

 


今回不妊フォーラムに参加して感じられたのは、女性の年齢が高くなるにつれて流産率も上昇し、原因として染色体の異常が問題だと、改めて勉強することができました。着床前スクリーニングなど新たな検査が、臨床に早く導入されることを切に願います。

年齢的に妊娠可能期間が限られている方にとって、着床前スクリーニングは、無駄な移植を避け、流産の可能性を下げるとともに、時間を有効に使うということは何よりも大切なことだと思います。

これからは、しっかりとした生殖医療領域の知識やエビデンスに基づく臨床応用をそなえた鍼灸師が求められると感じました。

当院でも現状に満足せず、最先端の医療知識や再現性のある技術を目指して、病院との医療連携に努め、今後も様々な学会や研修会などに参加して、学術研鑽に励んでいきたいと思います。

今回、特別協賛のART 岡本ウーマンズクリニックさまは、長崎県で長年、不妊専門クリニックとしてご尽力され、最先端の治療を行っている病院です。当院でも通院されている患者さまも多く、今後も病院との医療連携に努めてまいりたいと思います。

全ては患者様のために!


<当院の思いとは>
一人でも多くの方の希望に、そしてそのお腹の中に命が授かり、元気な赤ちゃんをその腕で抱きしめてもらえるようお手伝いさせていただきます。

<選ばれる理由>
当院の不妊治療専門の鍼灸師や子宝カウンセラー、医薬品登録販売者は学会や研修会などに積極的に参加し最新の高度生殖医療、より専門的な不妊治療の知識を深め、日々の治療に活かしています。

<再現性のある治療を追求>

当院では最新の不妊治療の知識とEBM(科学的根拠にも基づく医療)に基づいた鍼灸治療と漢方治療を提供しております。また脳科学に基づいたメンタルヘルスを治療に導入しており、治療効果を高めております。

<鍼灸と漢方は治療効果を高める!>

当院で行っている不妊専門の治療は、EBM(科学的根拠にも基づく医療)に基づいた再現性のある鍼灸治療と漢方治療を提供しております。今までのデータを集約すると、「鍼灸治療だけ」の人よりも「鍼灸+漢方治療」の人の方が早い段階での体質改善につながり妊娠率が高まる結果が出てきております。特に遠方から来院される方や仕事などで忙しくて鍼灸治療に定期的に通えない方には、自宅で簡単にできる漢方治療をオススメしております。


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当店では、不妊治療に特化した新しい漢方薬を取り扱うようになりました🤰
ART(高度生殖医療)を行う、日本最高峰の不妊治療専門クリニック
(英ウィメンズクリニック)🏥で推奨され、エビデンス(科学的根拠)などの調査を行なった効果的な漢方薬を提供致します👼🏻

詳しい内容については、治療の際お気軽にお申し出下さい。
先日、英ウィメンズクリニックでの院内見学&研修会に参加してきました。

詳細はこちらをご覧下さい。


最後まで読んで頂きありがとうございます。

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