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妊希情ブログ35「💉治療で使うクスリの理解💊その①」

皆様いかがお過ごしでしょうか?

娠を望している全ての人へ、いち早く最新の報をお届けする

妊希情ブログをいつもご覧頂きありがとうございます。


今回は「薬の上手な付き合い方」についてお話していきます。


意外と知らない、聞きづらい、今更聞けない「将来の妊娠に整理しておきたい正しい情報」についてわかりやすく解説していきます。

当院は不妊専門漢方鍼灸院として、様々なご相談を受けます。その中で「薬」についてのご相談を受けることがあります。不妊治療は不安のままでは継続するのが難しく、やはり納得したうえで治療を受けることが大切です。

赤ちゃんと出会うためには、正しい薬の理解と上手に活用していくことが大切です!

【当院でよく受ける質問項目】

  • 薬はなるべく使いたくない
  • 副作用が心配
  • この薬は何のために飲んでいるのかがよくわからない
  • 高度生殖医療の薬は値段が高い
  • 毎日服用しているので体が心配
  • 鍼灸治療と併用していいの?
  • 漢方と併用していいの?

上記のような不安や疑問を抱えた方が多く来院されています。

そのような方の為に、当院では薬の正しい知識をご説明しています。

少しご紹介していきます。


不妊治療の目的は、なるべく早く妊娠・出産をすることです。妊娠を妨げる原因がある場合は、適切な薬を使用し体を整えていきます。

治療で使われる薬には、「卵胞を育てる薬」、「排卵を起こす薬」、「採卵のために排卵を抑える薬」、「黄体ホルモンを補う薬」、「卵胞ホルモンを補う薬」、「流産を予防する薬」など多くの種類があり、それらを1人1人の状況に合わせて処方されます。

【飲み薬と注射は何が違うの?】

飲み薬は脳に働きかけるもの。「卵胞が育っていない」と脳に錯覚をさせることで、自力でFSHの量を増やそうとします。

一方、注射はFSHそのものを注射するので直接、卵巣に刺激を与えます。誘発効果は高くなります。

脳下垂体にトラブルがあって、FSHやLHの分泌が悪い場合は、飲み薬よりも注射のほうが有効です。


今回、ご紹介するのは「排卵誘発剤」につて解説していきます。


不妊治療の「タイミング法」、「人工授精」、「体外受精・顕微受精」などで最も多く使われる薬です。

役割1 ホルモンの働きを補い確実に排卵させます

脳下垂体からでる『卵胞を育てるFSH(卵胞刺激ホルモン)』と、『排卵を促すLH(黄体化ホルモン)』の働きを補う薬です。

どちらも排卵に欠かせないホルモンで、不足したりバランスが悪かったりすると、排卵障害や月経不順の原因になります。

【使用目的】

自然に排卵するのと同じように、排卵させる。タイミング法や人工授精に向けてとられる方法で、飲み薬での治療が一般的です。

役割2 複数の卵胞を育てて妊娠の可能性をあげる

自然な周期では、毎月1つしか排卵されないところを、排卵誘発剤を使って複数の卵胞を育てる目的があります。特に体外受精や顕微受精では複数の卵を採卵するため、卵巣に直接働きかける注射が良く用いられます。

注射剤は直接卵巣に働くので、飲み薬よりも作用が強いのが特徴。それにより、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)など副作用のリスクがあります。そのためホルモン値や卵巣の状態をみて注射の種類、量を調整します。

【代表的な薬剤】

~飲み薬~

ジクロフェニル製剤(セキソビットなど)

脳に働きFSHの分泌を促します。クロミフェン製剤よりも排卵誘発作用は弱め。無排卵や排卵しづらい人の治療、タイミング法、人工授精などに用いられます。副作用は少なく、頭痛や悪心など。

クロミフェン製剤(クロミッドなど)

排卵誘発作用が高く、タイミング法、人工授精だけでなく、体外受精や顕微受精でも使用されます。粘液の分泌が少なくなる、子宮内膜が薄くなるといった副作用のほか、頭痛や目のかすみなどがあります。

アロマターゼ阻害剤(レトロゾールなど)

エストロゲンを低下させることで、卵巣に強い刺激を与えず、複数の卵胞を発育させます。子宮内膜が薄くなる副作用はなく、卵巣過剰刺激症候群を起こしにくいのが利点。

 

~注射~

HMG製剤(HMGフェリングなど)

クロミフェン製剤で排卵しない場合、多くの卵胞を発育させたい場合に使用する。FSHとLHの割合は1:1~3:1が多い。筋肉注射で、お尻や上腕などに注射します。卵巣過剰刺激症候群の副作用に注意。

リコンビナントFSH製剤(ゴナールエフなど)

脳下垂体から分泌されるFSHの代わりとなって働き、卵胞の成長を助けます。LHは含まない。卵巣の腫れやアレルギーを起こすリスクが低いのが特徴。

FSH製剤(フォリルモンなど)

hMG製剤に含まれるLHの値を限りなく少なくしたもの。卵巣を刺激し、卵子を育てる効果があります。hMG製剤と同じく、卵巣過剰刺激症候群を引き起こすリスク。


テル先生からの一言☺️☝️

正しい知識をもって安心して治療に取り組みましょう!


<当院の思いとは>
一人でも多くの方の希望に、そしてそのお腹の中に命が授かり、元気な赤ちゃんをその腕で抱きしめてもらえるようお手伝いさせていただきます。

<選ばれる理由>
当院の不妊治療専門の鍼灸師や子宝カウンセラー、医薬品登録販売者は学会や研修会などに積極的に参加し最新の高度生殖医療、より専門的な不妊治療の知識を深め、日々の治療に活かしています。

<再現性のある治療を追求>

当院では最新の不妊治療の知識とEBM(科学的根拠にも基づく医療)に基づいた鍼灸治療と漢方治療を提供しております。また脳科学に基づいたメンタルヘルスを治療に導入しており、治療効果を高めております。

<鍼灸と漢方は治療効果を高める!>

当院で行っている不妊専門の治療は、EBM(科学的根拠にも基づく医療)に基づいた再現性のある鍼灸治療と漢方治療を提供しております。今までのデータを集約すると、「鍼灸治療だけ」の人よりも「鍼灸+漢方治療」の人の方が早い段階での体質改善につながり妊娠率が高まる結果が出てきております。特に遠方から来院される方や仕事などで忙しくて鍼灸治療に定期的に通えない方には、自宅で簡単にできる漢方治療をオススメしております。


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最後まで読んで頂きありがとうございます。

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