タグ別アーカイブ: 卵管水腫

🔬統合医療生殖学会に参加してきました👩‍⚕️

いつも当院のブログをご覧頂きありがとうございます
当院は鍼灸と漢方を中心に健康増進や体質改善、美容、ダイエット、妊活などそれぞれの分野を専門とする治療を行っております


今回は統合医療生殖学会で最新の不妊治療を勉強してきました。


【第4回統合医療生殖学会】

初めに一般社団法人統合医療生殖学会 理事長であり医学博士の邵輝先生より

「タンポポエキスとウイルス糖タンパクの相互作用にるウイルス感染性の可逆的不活性化についてお聞きました。

ん??テーマが難しすぎる!

そんな方の為に。

ようするに、「タンポポT-1エキスの抗ウイルス効果」について長年の研究データを交えながら説明をして頂きました。

たんぽぽは古くから、清熱、解熱の代表的な漢方薬として使用されてきました。

長い臨床研究から、タンポポが感染症に対して効果があることに注目した医学博士の邵輝先生は、研究を重ねある成分が有効だと発見しました。

それがタンポポT-1エキスです!今までエビデンス(科学的根拠)がなかった、タンポポ生薬のT-1エキスがヘルペスウイルスを抑えることを動物モデルで証明したのが、邵輝先生なのです。

またタンポポの成分の一つであるT-1エキスは、抗ウイルス作用やホルモンレセプターを増やしホルモンバランスを調整する事が立証されています。

 

 

邵輝先生へ質疑応答

邵輝先生の研究論文の発表後、会場からはたくさんの漢方薬や臨床研究について質疑応答タイムがありました。

●多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対してタンポポT-1エキスは効果がありますか?

→多嚢胞性卵巣症候群は生活習慣、特に食生活と関係があります。特徴として肥満や内臓脂肪が多い、多毛、男性ホルモンが多い、インスリン抵抗性などがあげられます。

タンポポT-1エキスは、ホルモンバランスの改善や肝臓の解毒作用、血糖値、HbA1cを下げる働きがあります。

●高プロラクチン血症に対してタンポポT-1エキスは効果がありますか?

→プロラクチンは母乳を出すホルモンで、産後すぐに次の妊娠にならないように母乳を出し、排卵が抑制されます。プロラクチンが高い人は、ストレスなどにより脳下垂体が緊張し、卵巣機能が低下することで卵子の成長を阻害します。

T-1エキスを摂ることで、高プロラクチンによって悪化したエストロゲンのフィードバック機構を調整し、卵子の成長を促進します。

〈プロラクチン値が高い国は〉

  • 第1位 ドイツ
  • 第2位 イギリス
  • 第3位 ベルギー

※女性の社会進出や結婚年齢が遅いことが要因。

●不妊治療中の40代女性で卵管水腫と子宮内膜炎があり、体外受精がうまくいきません。何かよい方法はありますか?

<卵管水腫について>

→卵管水腫によって子宮に水がながれて、子宮内膜が厚くならない可能性があります。数年前までは卵管をとる手術が行われいましたが、卵管はとても細く、炎症があると癒着があるのできれいに取ることが難しくなります。また手術で妊娠率が悪くなると報告が多く出てきており、今では卵管水腫だからとすぐに手術という事ではなくなってきています。

東洋医学では水腫がある人は痰湿(浮腫み)が多いと考えます。

温灸やT-1エキス、漢方薬は卵管水腫に対して、利水作用や温陽作用、駆瘀血作用などの働きがあります。

  • 温灸:1日2回、妊娠3穴【神闕(しんけつ)、関元(かんげん)、気衝(きしょう)】
  • T-1エキス:1日3包
  • 桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)、1日3包

英ウィメンズクリニックでは上記の治療で、妊娠されて出産した例があります。

また松康泉による温陽活血による利水効果によって、卵管水腫が改善された例も最近の研究であります。

<子宮内膜炎について>

→子宮内膜炎は細菌性、ウィルス性、子宮内フローラの原因が多いとされています。改善のために子宮内フローラの改善するとよいとされています。ただし、子宮内膜フローラの改善のために乳酸菌製剤を最近使う例が多いが、あまり効果がないのが実情です。

子宮内膜炎の方の舌の状態は、白いコケの舌(白苔)で、原因は冷えです!

子宮内膜炎は子宮内に炎症があることにより妊娠を妨げてます。

子宮内膜炎の治療法として

  • 食事は飲み物を含めて温かいものにする(週三回お鍋料理を食べる)
  • 抗炎症作用の松康泉をとる(1日9カプセル)
  • 抗炎症や補腎、補気、利水、温陽作用のある真武湯(しんぶとう)をとる(1日3包

松康泉と真武湯は相性が良く、数ヶ月で改善する方もいます。 

当院の院長も普段疑問に思っていることなど、積極的に質問いたしました。✨

🍀なんと!学会での院長の質問が、統合医療生殖学会の会報誌に掲載されました!🍀

院長の質問内容がこちらです

「染色体の異常で流産リスクが高まると言われていますが、流産におけるT-1エキスや漢方の研究、また症例など教えて下さい。」


T-1エキスは、ホルモンバランスを整えることから、日本最高峰の英ウィメンズクリニックなど全国の不妊治療専門クリニックでも多く使われています。

今回の研究論文では、タンポポT-1エキスは、不妊治療によいだけでなく、インフルエンザウィルスやヘルペスウィルスにも効果があることがわかりました。

これからはショウキT-1を不妊治療だけでなく、妊娠前後のインフルエンザウィルスやヘルペスウィルスの予防に、日々の臨床に生かしていきたいです!

 


第二部は、国立感染症研究所 感染症疫学センター 第3室室長 医学博士の多屋馨子先生より

「今話題の感染症~麻しん・風しんを中心に~」について講演がありました。

 

麻疹(はしか)

麻疹は10~12日の潜伏期間をへて風邪様の症状で発症します。この時期が一番うつりやすく、麻疹と気づかずに感染を広げていきます。

 

麻疹ウイルスは空気感染で感染力が非常に強く肺炎や脳炎の合併症を起こすこともあり、命にかかわる病気です。特効薬がなく対症療法しかないので、予防接種が大切になります。

 

風疹(ふうしん)

三大症状は発熱、発疹、後頭部リンパ節腫脹です。大人がかかると関節痛・関節炎を伴うことが多いです。血小板減少性紫斑病や脳炎の合併症もあります。

  • 潜伏期間:2~3週間
  • 感染経路:飛沫感染、接触感染
  • 排泄期間:発疹が出る前、1週間と後1週間

風疹は、妊娠中に感染すると赤ちゃんに影響が出ます。

先天性風疹症候群になる確率は「妊娠一ヶ月で50%以上」と報告されています。

2018年7月末から再び風疹の流行が始まり、2019年は患者数が2千人を超えて現在も増え続けています。

昭和37年4月2日より前に生まれた女性と昭和54年4月1日以前に生まれた男性は風疹ワクチンを受けていません。

国は東京オリンピックまでに抗体保有率を85%まで、制度が終わる三年後までに90%に引き上げる目標を立てています。

国は今年から三年間、無料で抗体検査とMRワクチンを受けれるようにすることを決定しました。


<当院の思いとは>
一人でも多くの方の希望に、そしてそのお腹の中に命が授かり、元気な赤ちゃんをその腕で抱きしめてもらえるようお手伝いさせていただきます。

<選ばれる理由>
当院の不妊治療専門の鍼灸師や子宝カウンセラー、医薬品登録販売者は学会や研修会などに積極的に参加し最新の高度生殖医療、より専門的な不妊治療の知識を深め、日々の治療に活かしています。

<再現性のある治療を追求>

当院では最新の不妊治療の知識とEBM(科学的根拠にも基づく医療)に基づいた鍼灸治療と漢方治療を提供しております。また脳科学に基づいたメンタルヘルスを治療に導入しており、治療効果を高めております。

<鍼灸と漢方は治療効果を高める!>

当院で行っている不妊専門の治療は、EBM(科学的根拠にも基づく医療)に基づいた再現性のある鍼灸治療と漢方治療を提供しております。今までのデータを集約すると、「鍼灸治療だけ」の人よりも「鍼灸+漢方治療」の人の方が早い段階での体質改善につながり妊娠率が高まる結果が出てきております。特に遠方から来院される方や仕事などで忙しくて鍼灸治療に定期的に通えない方には、自宅で簡単にできる漢方治療をオススメしております。


🍀鍼薬健美堂(薬店)からのお知らせ💊
当店では、不妊治療に特化した新しい漢方薬を取り扱うようになりました🤰
ART(高度生殖医療)を行う、日本最高峰の不妊治療専門クリニック
(英ウィメンズクリニック)🏥で推奨され、エビデンス(科学的根拠)などの調査を行なった効果的な漢方薬を提供致します👼

詳しい内容については、治療の際お気軽にお申し出下さい。
先日、英ウィメンズクリニックでの院内見学&研修会に参加してきました。

詳細はこちらをご覧下さい。


最後まで読んで頂きありがとうございます。

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